桂太郎を訪ねる

 

桂太郎先生墓所 (2018/6/13撮影)

東京都世田谷区、東急世田谷線の松陰神社前駅で下車。


駅前の商店街を北に向けて抜けると、松陰神社の前へとたどり着きます。


この松陰神社の鳥居をくぐることなく、西隣の公園の方へと進みますと、神社と公園の間に桂太郎先生墓所が在ります。


桂太郎は明治時代後期の総理大臣です。
日英同盟を結んで日露戦争に勝利したり、米日との通商航海条約改正によって関税自主権を回復するなど、欧州勢と対等なパワーバランスを築くことで日本を一等国へと導いた歴代最高といえる総理大臣でした。

同じ長州出身ということで、吉田松陰を奉る神社の傍に桂のお墓が在っても不思議ではないのですが、二人の歳は一世代ほど離れています。繋がりはあったのでしょうか。


↑ 『公爵桂太郎之墓』と刻まれています。 

墓の前に案内板が用意されています。


案内板によると、二人に直接の交誼はありませんでしたが、桂は吉田松陰を尊敬しており、松陰神社の隣に墓を建てることが桂の遺言だったようです。