堀田正睦を訪ねる

 

佐倉城址 (2019/1/19撮影)

千葉県は佐倉市、京成佐倉駅から南西方向に20分ほど歩いたでしょうか。佐倉城祉公園が在ります。 その名の通り、かつてここに佐倉城が在りましたが、現在では城は無く、公園となっています。


そんな佐倉城の天守までの道中に、二体の銅像が立っています。



右が堀田正睦像です。
江戸時代、佐倉城は堀田家の居城で、堀田家は多数の老中を輩出した譜代大名家です。幕末の動乱期に堀田家の当主であり、 井伊直弼との政争に敗れるまで幕府の老中にまで登ったのが、堀田正睦です。



像のサイズは、ほぼ等身大です。






左に立っているのが、タウンゼント・ハリス像です。



ペリー提督率いる黒船による開国要求に対し、日本は鎖国は限界と判断して開国に踏み出します。この時の老中が堀田正睦であり、 ペリーの後任で日本との詰めの交渉を行ったのが、ハリスです。





ライバルとして二人の像を並べるなら、どうせならにらみ合って対峙する形にしていただければ、 訪れる人が当時の苦悩や駆け引きに思いをはせる名作になったのにと感じたのは、個人的な好みです。




像からさらに奥に進むと天守閣にですが、もちろん今では何もない広場です。