日本武尊を訪ねる

 

木更津タワー (2024/11/4 撮影)

千葉県の房総半島はJR内房線の木更津駅で下車。


この地には古代の英雄ヤマトタケルの伝説が残されています。

↑ 駅前ロータリーの時計塔にもヤマトタケル夫妻の絵が彫られています 

地図によると木更津駅の東に位置する太田山公園という所に木更津タワーが建っており、そこにヤマトタケルの像も在るといいます。

そこで駅から東へ五分ほど歩きますと、左手に木の茂った小山が現れました。


そんな小山をよく見ると、頂上のあたりに二本の突起物、さらにその上に像が立っているように見えます。


出ました、これは山や岡を『公園』と呼んているパターンです。


上り坂ですが、道は鋪装されているので歩き難くはありません。像のあるタワーも全貌が見えてきました。


木更津タワー。階段で登れる程度の塔ですが、小山で高さを補った展望台です。



タワーを登ってみましたが、真下からだとよく見えません。


タワーから少し離れて、望遠で撮影しました。






伝説は語る。
相模から房総半島へと海を渡るヤマトタケルのいち団。途中、荒ぶる海の神をなだめるため、妻の弟橘媛が海に身を投げます。
無事に房総へと渡りきったヤマトタケルでしたが、妻を亡くした悲しみで、長らくその地に留まり続けたそうです。
そんな『君、去らず』が語源となって木更津という地名になったのだとか。



上総清川 (2024/11/4 撮影)

千葉県の房総半島、木更津から久留里線というローカル線に乗って3駅、上総清川駅で下車。


車の行きかう通りから、目印なしで無舗装の路地へと入った先にある無人駅でした。地図なしに到達するのが困難だったのか、小さな看板が2023年に設置されていました。


東へ歩くと南北に伸びる高速道路に行き当たるので、そこからは高速道路に沿って北へと進んでいきますと、『きみさらず大橋』の傍に像が在りました。



『日本武尊と弟橘媛の像』です。
『日本武尊:ヤマトタケル』『弟橘媛:オトタチバナヒメ』と読みます。





同じ木更津市の太田山公園にある『日本武尊と弟橘媛の像』と同じく、江戸湾を渡る際に神を鎮めるために身を投げた弟橘媛とこの地にたどり着いた日本武尊の伝説をモチーフにした銅像です。