大津事件 | 小さな歴史の旅

大津事件のあった地を訪ねる

大津 (2023/12/30 撮影)

京阪線びわ湖浜大津駅とJR大津駅は、徒歩15分ほどの距離に在ります。

そんな両駅の間、民家の角にぽつんと碑が立っています。

『此附近露國皇太子遭難之地』
と刻まれています。

明治時代、「大津事件」と呼ばれる歴史の教科書にも載っている大事件がありました。その舞台がこの付近だったと記されているのです。

大津事件とは、明治24年（1891年）に訪日していたロシア帝国皇太子のニコライ・アレクサンドロヴィチ・ロマノフが京都から琵琶湖への日帰り観光に出た日のこと。滋賀県の大津を通過中、警備担当の警察官の一人だった津田三蔵に突然斬りつけられて負傷した暗殺未遂事件です。