大阪夏の陣を訪ねる

 

慶長二十年(1615)の大阪夏の陣では、五月六日に道明寺、八尾、若江の三ヶ所でほぼ同時に戦が開始され、翌日の七日に天王寺付近での決戦が行われました。

道明寺では後藤又兵衛、若江では木村重成、天王寺では真田幸村といった大阪方の大物が討ち死にしましたので、 今では現地に碑や像が建てられています。

ただ八尾では指揮官クラスの討ち死にがなかったためか、「八尾の戦い」にまつわる碑や像がほとんど 在りません。

そんな八尾に在る数少ない碑が、『長曽我部物見松遺址』です。
碑の横に立つ説明書きによると、長曽我部盛親の部隊がこの地にあった松の木に登って敵情の偵察を行っていたとのこと。

(2012/1/9撮影)



この碑は、大阪府八尾市の久宝寺小学校の隣に建っておりました。