中甚兵衛を訪ねる

 

大和川(柏原市役所前) (2014/5/6撮影)

大阪府柏原市の市役所前を流れる大和川の土手に銅像が立っています。
中甚兵衛の像です。


今では大阪を東西に流れる大和川ですが、江戸時代の中期までは生駒山脈に沿うように南北に流れていました。
そのため雨季になると川の氾濫により、毎度甚大な被害が出ていたそうです。
中甚兵衛は父の代から繰り返し大和川の流れを変えるように幕府に願い出ており、1703年に許可を取ることに成功。
近隣諸藩と共に工事を行い、大和側の流れる向きを変えることで、多くの新田開発がなされました。




全国的には無名な甚兵衛ですが、近隣の八尾市・柏原市の小学生は学校からの遠足でこの像を見に来たり、功績を教えられるため、 名前はすぐに忘れられてしまうものの、大和側の流れを変えた人がいたことは知っているというローカルヒーローでした。
(というのは私の子供の頃の話で今でも小学校で教えているのかは知りません)