物部守屋とは
 
 
物部守屋は古代日本の有力な豪族でした。

守屋は日本古来からの神道を守るという立場で、 当時新たな信仰として伝わってきた仏教を推進しようとする曽我氏と激しく対立していました。

朝廷での闘争の末、蘇我馬子は兵を挙げて、守屋の討伐へと乗り出しました。
そこには厩戸皇子(聖徳太子)の軍勢なども含まれています。

この時、守屋の軍はすでに館にて防備を固めており、その強軍をもって 一度は曽我方の軍を退却へと追い込みました。

しかし、軍勢を立て直して再び攻め寄せてきた曽我方を迎え撃った際、 曽我方の迹見赤檮(とみのいちい)という人物が守屋のいる大木の下へと忍び寄り、 守屋を射落としたと伝えられています。