南方熊楠とは
 
 
南方熊楠は、明治期の天才学者。

和歌山で生まれ育ち上京、大学予備門(現、東京大学)に入学。
同級生に秋山真之、正岡子規、夏目漱石など、同期も天才が多い。

しかし大学の学問よりも遺跡発掘や菌類の標本採取にのめり込み、大学を中退します。

その後、アメリカ、イギリスへと移り住み、大英博物館に勤めます。

14年の海外生活を経た後に帰国。
以降、和歌山県の田辺に居を構え、ここで植物や粘菌の採集の生活を送ります。

多くの新種の粘菌を発見し、植物や菌類の図入りの標本を数千点のこしています。
また、昭和4年には田辺湾神島沖の戦艦長門上にて昭和天皇に進講、 そのさい天皇に献上した粘菌標本はキャラメルの箱に入っていたとか。

昭和16年没。